怒涛の作話

ある日ワフウフがホームへ行くと、開口一番にあーちゃんが
と言い出した。
ホームにはなーにゃんとワフウフ以外に面会が無い事を伝えてあるし、もしも他の人が面会に来たら必ず連絡を入れてもらうようにお願いしてあるが、
もちろんそんな連絡は来ていない。

これは、認知症の病院にたんたんが来たと連絡をもらったという話が元で、それがいつのまにかあーちゃんの頭の中でホームにたんたんが訪ねて来て、スタッフさんに「ご主人様がいらっしゃいましたよ」と言われたと変換してしまったと推測できる。
また別の日には、
これは…
実は、GW中にあーちゃんの実家で法事があったのだけど行かなかった。
「たんたんがもし叔父Bに電話して、法事の事を知ってしまっていたら困る」と説明したのがあーちゃんの頭の中で変化したのか…。

しかし何故か嬉しそうに話す。
どんな形でも良いから、たんたんには自分のために動いて欲しいのか。

他にも色々作話が連発。
たんたんにお金を取られるという話への不安からか、
と突然言い出したり…

こんな具合で日々怒涛の勢いであーちゃんの作話が繰り広げられている。
これは環境の変化による混乱なのかなと思っている。
早く落ち着くといいな。
はじめはまともに受け取っていちいちびっくりしたけど、同じ作話を10回くらい繰り返されると
と、素で冷たく答えてしまう。
否定してはいけないのは分かっているんだけど、そんなの無理じゃない⁉︎
作話が、全部たんたん絡みなのが切ないよね。
作話が出てしまうくらい、たんたんの事が頭に強く残っているんだよね、きっと。
それは、不安なのかそれとも、恋しさなのか…。

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Source: アルツハイマー