連携プレー

続きです。
診察を終えて一番最後に診察室を出ようとしていたワフウフに先生が凄い勢いで手招き。
二人になると、たんたんの前とは打って変わってにこにこしながら、
「次の予約はいつにしますか?これからは施設の方で診てもらう?」
と言うので、
「いえ、認知症はこのまま先生にお世話になりたいです」
と言うともっとにこにこして次の予約の日を決めてくれた。たんたんの前で予約を取らないように配慮してくれたようだ。
そして、
と言ってくださった。
先生はワフウフたちから聞いていたたんたんの話を全面的に信じて、たんたんに超絶塩対応をしてくれた。
きっと普通の先生なら当たり障りなくたんたんに接しただろうにと思うと、感謝しかない。


先生に塩対応をされたたんたんが診察室を出ると、看護師さんがたんたんに話しかけてきた。
やけに優しくパーキンソン症状のことを聞いてくれたり気遣ってくれる。
なーにゃんは
「?」
と思いながらそれを見ていて、ハッと気づいた。 
なんと、看護師さんはひとり診察室に残ったワフウフのことにたんたんが気づかないように診察室とたんたんの間に立ち塞がってたんたんの目線を遮り、たんたんに話しかけてくれていたようだ。
ワフウフが診察室から出て行くと看護師さんも
「お大事にしてくださいね」
と優しく言いながらすうっとたんたんから離れて行った。
おかげさまでたんたんは、ワフウフがひとりで先生とお話ししたことに全く気づかなかった。
もう!
本当にこの病院のみんな、大好き♡
病院側の完璧な対応と、先生の前で手も足も出なかったたんたんに、なーにゃんもワフウフもニヤニヤが止まらないのだった。

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Source: アルツハイマー