不安と期待

あーちゃんがホームへ入居してからもうすぐ3週間。
ホームに入っても相変わらずネタ満載のあーちゃん。
それはおいおい書くとして、
3週間毎日のようにあーちゃんを訪ねて、毎度何回も言われるのが、
という不安の言葉。
見つかると、恐らく怒り狂っているであろうたんたんに何をされるか分からないから怖いと言う。
たんたんは認知症の病院へ姿を現して以降は何の動きも見せない。
あーちゃんへの電話やメールは初日のみ。
なーにゃんへの電話やメールは3日間で終わった。
ワフウフへは電話もメールも来ない。(←影が薄い)
実家の割と近くに住む、あーちゃんの兄へあーちゃんの行方を尋ねたりもしていないようだし、なーにゃんやワフウフの家に押しかけて来たりもしていない。
…何しているんだろうね?
(メッセージでご意見いただきましたが、たんたんは探偵は使わないと思います。だってお金がかかるから!でもご意見ありがとうございます)
まあ恐らく、警察には行ったが相手にされなかったのか。
それとも、入院ならばいつか退院すると思って待っているのか、
認知症の病院への次の通院の日をロックオンして待機しているのか。
分からないけど静かなものだ。
あーちゃんは、不安の言葉と同じくらい、
とも言う。
少し嬉しそうに。 
なーにゃんとワフウフの前では、
「絶対にたんたんには会いたくない!」
と言っているけど、本当は見つかりたくないという気持ちと表裏一体で必死になって探して見つけ出して欲しいという気持ちも持っているのだろうか。
たんたんには病院へついてきてほしくないと言いつつ、ついてくると嬉しさが隠しきれない様子で
なーにゃんとワフウフをげんなりさせていたあーちゃんだからね…。
そうであっても不思議じゃないよね。
ちなみに、
ホームに入居する際にたんたんのことは営業のIさんに話して、もし訪ねて来ることがあっても絶対に会わせないようにお願いしてあったが、
入居してから確認したらホーム側に全く話が通ってなかったよ!
改めて施設長さんにお話ししたらたんたんの名前も控えてくれて、本社にも報告のうえ周知徹底しますと言ってくれたけど。
念のため確認して良かったわ〜。
もしも話が通っていない間にたんたんが来ていたら危ないところだった!
「きっと狂ったように私を探しているわね!」
と嬉しそうに言うあーちゃんに、
と言うと、
と強がるあーちゃん。
と言うと、
がまた始まる。
いつでも新鮮に驚いてくれてビックリだよ。
これ、いつになったらあーちゃんの頭の中に定着するんだろう。たぶんもう100万回くらいこの話してるのに。
ここが定着しないからあーちゃんはいつまでもたんたんへの期待を持ち続けちゃうんじゃないの?
「狂ったように探す」のが自分自身を心配しているからじゃなくて自分の持っているお金のためだと理解できれば、いい加減たんたんに見切りをつけることが出来るんじゃないかと思うよ。
自分を追いかけてきて欲しいと思っているあーちゃんのオババ心乙女心が見え隠れして、娘としては何ともやり切れない気持ち。
きっと、これが「共依存」ってやつなのだろうね。
どうせ色んなこと忘れてしまうなら、いっそたんたんのこと忘れちゃってくれないかなあ…。

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Source: アルツハイマー