完全にアウェイ

今までにこやかにワフウフたちとお話をしていたのに、たんたんが診察室に入っても机に向かって背中を向けたままの先生。
何か大事な調べ物でもしているかのように、パソコンの画面から目を離さない。

その背中に向かってたんたんが
と声をかけた。
すると先生は仏頂面のままくるりと振り向いて(しかも身体は向けずに顔だけ)
とひと言言い、
たんたんの方を見ず
とイキナリ診察を終えようとした。
たんたんはおずおずと
と、色々突っ込みどころがある説明をした。
多分病院のホームページに認知症の初期症状に気分の落ち込みも多いと書いてあったのを読んで、その意見におもねるつもりだったんじゃないかな?
でも、そもそも抑鬱状態になったのは2年前どころじゃないし、その原因はたんたんだしな!
しかし、たんたんの説明に先生は仏頂面でただ聞いているだけで返事をしない。

たんたんは良い夫アピールした。しかも、あーちゃんに聞いてみたが毎日一緒に散歩なんてしていないらしい。
ここでまた先生はたんたんを無視したまま
と診察を終えようとした。
たんたんが今日何をしに病院に来たのか正確なところは分からないが見る限り不完全燃焼だし、陰でコソコソと何かやられたら嫌なので、なーにゃんがたんたんに(善意ではない)助け舟を出した。
すると、
なーにゃんとワフウフがあーちゃんのプライドを傷つけないように「足の病院」として認知症の病院まで連れて来て、先生も看護師さんもそういう風に対応してくれているのに、あまりにも配慮がない言い方。
そして、なんだか馬鹿にしたような上からな物言い。
ワフウフは思わず
と口を挟んだ。
すると、


先生はたんたんの話をあーちゃんの話にすり替えて、カルテの方を向いたまま言った。

たんたんはそれ以上何も言わなかったので、ここで診察は終わりになった。
たんたんのアウェイ感が凄かった。


たんたんのことでは悔しい思いも沢山してきたけど、この時は本当に報われた気がした。

たんたんは先生のあまりの塩対応にオドオドしてあまり喋れなかったよ。ウケる!

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Source: アルツハイマー