たんたん川柳

5月13日は
本来なら認知症の病院の日だった。
しかし、たんたんがまた来そうな気配を醸し出していたので、認知症の病院は10日にズラして、たんたんに会うことなく無事に通院を済ませていた。
病院であーちゃんは先生に、
と言ったので、先生は
と、とても喜んで下さった。
ただ、どうしてもホームの外にひとりで出たがることや物盗られ妄想には困っていることは伝えて、少しお薬を調整していただいた。
そして、5月13日は病院へは行かずに、あーちゃんの古い方の携帯を解約しに行った。
これでたんたんは完全にあーちゃんへ直接連絡を取る手段が無くなる。
…とは言っても、ホームに引っ越してからはあーちゃんの古い携帯はワフウフが持っていたんだけどね。笑
そして、ホームへ引っ越した翌日以降、あーちゃんの古い携帯へたんたんからメールなり着信なりは一度も無いけどね!
携帯ショップのカウンターで、いざ解約をしようとあーちゃんの古い携帯を取り出した瞬間、あーちゃんの古い携帯がチャラリーンと鳴った。
見てみると、なんとこのタイミングでたんたんからメールが来ていた!

「薔薇も百合も」というのはね、
あーちゃんとたんたんは4月14日が結婚記念日なんだけど、その日にたんたんは花束を買ってきたわけよ。
それが玄関に飾ってあったけど、枯れたんでしょ。それのことね。
たんたんはそういう形だけのキザな事をするのは大好きなわけよ。
って自分が満足なのね。
花束はいらねーから生活費を寄越せよ!って感じでしょ?
あーちゃんの古い携帯のメールを、ギャーギャー言いながら見ているワフウフたちを見て、携帯ショップの店員さんが、
「解約されますともうメールの受信は出来ませんけど、よろしいですか?」
と声をかけてきたけど、
迷いなく答えたよね。笑
この日このメールを送ってきたということは、やはり認知症の病院へあーちゃんが来ないかを確認しに行ったんだなーと思った。
しかし、なーにゃんへのメールにはひと言もあーちゃんを心配する言葉は無かったのに、
あーちゃんへのメールにはこんな情緒的な川柳を送ってくるあたり、
DV野郎によくある飴と鞭の使い分けを感じたよ
あーちゃんは「優しげな言葉」が好きだからってこれまでこんな言葉くらいでたんたんの手の上を転がされてきたんだろうか。

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Source: アルツハイマー