すっぽかされる

1月18日

この日はたんたんが再発行してしまった、マイナンバーカードを受け取りに行く日。

通常は自宅郵送なはずのマイナンバーカードを何故だかたんたんは窓口受け取りにしていた。

再発行したマイナンバーカードがいつ出来上がるのかを聞いたなーにゃんに、

と、たんたんは言った。

「僕はコソコソしていないよ」アピール？

たんたんの意図は不明。

しかし、「あーちゃん本人」と写真付き身分証明書である「マイナンバーカード」を揃えてしまうとたんたんは何でも出来てしまうので、なーにゃんとワフウフも必死。

たんたんの意図は分からなくて気持ち悪いが受け取りに同行することにした。でも、ワフウフは仕事で行けなかったのでなーにゃんがひとりで行ってくれることになった。ごめんよ、なーにゃん。

金曜日、午前中はダンスサークルに行っているたんたんとは午後に区役所で待ち合わせ。

あーちゃんとはその前に待ち合わせをしてランチをしてから一緒に区役所へ行こうと約束をしていた。

しかし。

約束の時間になっても待ち合わせ場所にあーちゃんが来ない。

電話をかけても出ない。

なーにゃんは20分、あーちゃんに電話をかけながらあーちゃんを待った。

約束の時間から20分後にやっと電話が通じた。

なんと、あーちゃんはたんたんのダンスサークルにたんたんに誘われるまま一緒に行ってしまって、その後たんたんと2人でランチをしていたのだ。

あーちゃんには前日に何度も約束の確認をして、大きく待ち合わせの時間や場所を書いた紙もバッグに入れてあげていた。

でも、あーちゃんは認知症だ。たんたんにダンスサークルに誘われたことで記憶が上書きされてしまってなーにゃんとの約束を忘れてしまったのだろう。

腹は立つけど、それは仕方ないことだ。

ただね、

また今後詳しく書くけど、この段階でたんたんはあーちゃんの持ち物やバッグの中身を相当細かくチェックしていることが分かっている。

つまり、たんたんは絶対に、区役所前にあーちゃんとなーにゃんがランチをする約束をしていることを、あーちゃんのバッグの中に入っていた待ち合わせの紙を見て把握していたはずなのだ。

なーにゃんは気を鎮めながら区役所での待ち合わせの時間までひとりでランチをしたが、

そのお店で支払いの時にもらったお釣りの小銭に外国通貨を混ぜられたりと踏んだり蹴ったりなランチだった。