思っていた以上

ホームに持っていく荷物をまとめてみた時、困ったのがあーちゃんの洋服。
ホームからは洋服の数の目安を上4〜5枚、下4〜5枚、などと書いた紙を渡されたが、
それには洗濯機で洗えるものと書いてあった。
あーちゃんは衣装持ちだが、洗濯機で洗えるような綿の洋服が本当に僅かしかなかった。
あるのはヒラッヒラのフリッフリのキラッキラな洋服ばかり。
洗濯事情的にも困るけど、
何より、どう考えても老人ホームで周りから浮くようなお衣装ばかり。
お出かけ着はお出かけ着としてトランクルームに置き、なんとかカットソーとか洗濯機で洗えそうな衣類をいくつか見繕ってホームへ持って行った。
(でも部屋着が足りなくて未だにちょこちょこ買い足してる…)
あーちゃんはもう去年の夏あたりから同じ洋服ばかりを会う度に着ていたが、それをちゃんと洗えているのか分からなかった。
あーちゃんの頭が臭うことはあっても、洋服自体が臭うことはなかったのだが…。
ホームでは自室の洗濯カゴに入れておけばスタッフさんが回収して洗ってくれる。
だから、洗濯面は安心していた。
でも、あーちゃん基本はやはり着た切り雀。
出かける時に促して着替えさせても、元々着ていた服をハンガーにかけてしまい、またそれを着てしまう。
洗濯をしたものなのかしていないのか、本人には区別がつかないようだ。
そして本人はペロッとハンガーにかけた服を舐めて、
…うう〜ん、
味覚も怪しくなってるのに、本当に大丈夫か⁉︎
って、大丈夫じゃないよねえ。
ていうか、綺麗かどうか確認する方法が舐める、ってどうなの⁉︎おかしくない⁉︎
洗ったかどうか分からないならもう一度洗濯に出してくれないかなあ。
脱いだものはハンガーにかけないで洗濯カゴへ、が全然定着しないんだよねえ。ワフウフたちが洗濯カゴに入れたのも、取り出してまた着ちゃうしさ…。
そして、組み合わせもめちゃめちゃ。
この間なんか、こんなんだった。
色、スゲエ。

着替えさせましたがね。

色柄の合わせ方がヤバいの。
元々、手持ちに色も柄も派手な洋服が多いので余計にすざまじいくみ合わせになるのだ。
また、部屋の中で、
と言って、スプリングコートを着ようとしたり…。
どんな状況でどんな服を着るのかも、もうよく分からないようだ。
そういやちょうど1年前、こんな記事書いていたなあ…。
状況に合わない服装や、変な組み合わせは直してあげれば良いのだけど、ちゃんと洗濯しているのか分からないのが困る。
これはもう、ホームのスタッフさんに着替えを出してもらって着ていた服をその場で回収してもらった方がいい状態なのかしら。
特に、パンツ。
パンツは人に洗われるのは嫌だと言い張って洗濯に出そうとしないのだが、
洗ったと言って干してあったのはたった一回…

ある程度洋服の管理がダメなのは分かってはいたけど、思っていた以上にダメだった。

こんなあーちゃんに、たんたんは
と言って介護認定すら取らせまいとしたんだよね。
いかにあーちゃんをちゃんと見ていなかったかがよく分かるよね…。
いや、でも本当はあーちゃんのことをちゃんと分かっていたからこそ、あーちゃんに遺言書を書かせようとしたり、銀行の通帳を取り上げようとしたりしたんだけどね!

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Source: アルツハイマー