たんたん現る③

自分もパーキンソン病を診てほしいと病院の予約を取ろうとしたたんたん。
確かに先生は神経内科医だけど、ここは認知症専門病院よ。畑違いだわよ!
しかもたんたんの自宅からかなり遠いから、あーちゃんには
「近くの病院にしたら?」
って散々言っていたくせに。
あーちゃんが病院へ来るのを確認したいのが見え見え。
受付の人が困って先生の意向を聞きに行くと先生は、
(もちろん鼻くそはほじっていないはず)
受付の人はにこやかに
と、うやむやにして予約をさせなかったらしい。
ただ、たんたんもまだ諦めなさそうな雰囲気だったらしいが…。

話は戻り、診察室で先生に
「今どういう状況なの?」
と聞かれたので、
と答えると、
先生は大きく頷いて、
と言ってくれた。
そして、
「お父さんも診察を受けたいと言ってるみたいだけど…」
と言うので、
と答えたら、
と力強い言葉を下さった。
そして、
「お父さんとお母さんが鉢合わせするのを避けたいなら、しばらくお母さんは連れてこなくても大丈夫ですよ。様子を教えてくれれば薬を調節しますから」
とまで言って下さった。
本当に有難い…。
思いがけないタイミングで認知症の病院へ現れたたんたんだが、この度も病院側の細やかな対応で助けられた。
ここまでしてくださる先生も病院も、他には無いよね。

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Source: アルツハイマー