気遣いは嬉しいんだけど…

あーちゃんの所へ行くたびにあーちゃんを歩かせる為に色々な所へ出かけている。  

あーちゃんは外に出れて沢山歩けることをとても喜んでくれるのだけど、白玉ちゃんやメラニンくんのことを気にしてワフウフを早く帰そうと、駅を見る度に、
と言う。
メラニンくんは体育会に部活に遊びにと忙しくてほとんど家にいないし、白玉ちゃんは受験生なのでほぼ毎日塾通い。
ワフウフが早く帰ったからと言って家には居ないんだけど、あーちゃんが孫を気遣う気持ちをまだ持っていてくれるのは嬉しい。
だけど、
と聞くと、あーちゃんは
と慌てる。
あーちゃんの住んでいるホームの近くのバス停の名前も、ホームのあるビルに入っているファミレスも、何度も教えているのだけど、あーちゃんは全く覚えられない。
それなのに、
「私はタクシーで帰るから!」
って言われても…ねえ。
と教えてあげると、
と、自信たっぷりのあーちゃん。
いや、だから、もうひとりで帰るの無理だよね!
そもそも外出届出してホームを連れ出しているのに、あーちゃんを一人で帰すわけにはいかないしね。
気遣いは有り難いけど、現実的に考えて無理だから「ひとりでタクシーで帰る!」って毎回毎回言うのはやめてくれないかなあ…。

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Source: アルツハイマー