小学生レベル
4月22日
たんたんと顔を合わせずにあーちゃんの薬の処方箋を貰ってからあーちゃんのホームへ行くと、
あーちゃんはまたまた部屋を真っ暗にして真昼間から寝ていたので、起こして散歩に行こうと外へ連れ出した。
あーちゃんのホームは3階エレベーター前にスタッフルームがあり、エレベーターは必ず3階で止まるようになっている。
3階で「出かけます」と声をかけてスタッフさんにエレベーターの鍵を開けて貰わないと、エレベーターは3階より下の階には行かないように設定されている。
勝手に外に出られないようになっているのだ。
その日、あーちゃんの部屋から3階に行き、スタッフさんに声をかけるためにエレベーターを降りると、
3階の別の部屋からお爺ちゃんお婆ちゃんがゾロゾロと出てきて鉢合わせになった。
その中にあの、意地悪婆さんのAさんがいた。
Aさんは険しい顔であーちゃんに近づいてきてあーちゃんの顔を睨みつけた。
どうやらこの日はカラオケの時間があって、あーちゃんは◯さんにカラオケに誘われていたらしい。
しかし、あーちゃんは誘われたことも◯さんのことも覚えていなかったのだ…。
あーちゃんは
と素直に謝ったが、Aさんは激おこ。
いや〜、そりゃ忘れちゃったあーちゃんが悪いんだけどさ。
高齢者だらけのホームで、認知症の人だって沢山いるのに、レクリエーションでやっている自由参加のカラオケの参加を忘れたくらいでそこまで言う〜⁉︎
ワフウフは言い返したかったけど、あーちゃんがもっとキツく当たられても困るので我慢した。
Aさんはエレベーターに乗り込むと、あーちゃんを乗せまいとして、
と大声で言っていた。
あーちゃんは
と言ったくらいであまり気にしている様子はなかったけど、ワフウフの方がドン引き。
なんだアレ⁉︎
小学生レベルの意地悪じゃない?
ワフウフはスタッフさんに言いつけたい気持ちでいっぱいだったけど、入居して数日で古株の人のことを言うのもなあ…と躊躇。
そこで、1階のホームの受付の噂好きっぽいおばちゃんに帰り際にわざと愚痴ってみた。
そうしたら、後日なーにゃんがホームに行った時に、
「この間のことスタッフに話しておきましたよ!」
っておばちゃんに言われたらしい。
フフフ…計算通り!
間接的にチクってやったわ!
まあ、チクるというより、スタッフさんの耳に入れば少し様子くらいは気にかけてもらえるかなあと思ったんだけどさ。
…でも、まあ、結果的にチクったよね。
こちらも小学生レベル。笑
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Source: アルツハイマー