あーちゃんの純情

1月〜2月半ばまでは、
ワフウフたちがたんたんと出かけるなと言い聞かせる→たんたんが出かけようと誘う→出かけちゃう→ワフウフたちがたんたんと…
と、延々と繰り返して現在に至る。
でもあーちゃんはどうしても出かけてしまう。
ただダンスサークルへ行くとか買い物に行く、というだけならまだ良いのだ。(現金は抜かれるけど)
だけど大抵のお出かけには区役所や銀行、警察などがセットでついてきて、あーちゃんはたんたんに余計なことばかりさせられてしまう。
ワフウフはもちろん本人に向けては出さないようにはしていたけれど、
この頃かなりあーちゃんに対して苛々していた。
でも仏のようななーにゃんに、
と言われてそれもそうだと納得。
もちろん、たんたんから守ろうとして言い聞かせていることをどうしてもきかないのは苛々はするけど、
言い聞かせても言い聞かせても忘れてしまうし、
たんたんの行動の結果がなにに繋がっているのかが理解できないあーちゃんが強く言われて言いなりになってしまうのは仕方ないことなのだ。
何度でも優しく言い聞かせ続け、
何かしでかしてしまった時には怒らずに尻拭いをして、あーちゃんとの信頼関係を保つことの方が大事だよね。
何しろ、たんたんの
という洗脳は続いているのでね。
この頃から、あーちゃんは結局たんたんと出かけてしまう言い訳に
と、言うようになった。
そして、
と言うようになった。
これは言い訳でもあるけど、あーちゃんの本音なんだと思う。
たんたんを頼りたい、たんたんが優しくしてくれることに裏があるなんて思いたくない、たんたんを信じたいと心の底で思っているあーちゃんの純情。
昔からそう思ってきて散々騙されて裏切られてきたのに、昔たんたんにされた酷いことの記憶が薄れてきてしまったあーちゃんは今またたんたんに騙され利用されようとしているのだ。
たんたんは結婚して半世紀以上、あーちゃんの純情を踏みにじり続けているのだ。
はらわたが煮えくりかえるとはこの事だね。
私たち娘にできる事は常にたんたんの行動に目を光らせて、何かやりやがった時にはひとつひとつ解決していくことしかない。
そして、たんたんを酷い人だと思いたくないと言う純情なあーちゃんには淡々と、

と、言い聞かせるしかないのだ。
だけどこの頃、
そうやって常に神経を張り詰めていることがアラフィフのワフウフにはとてもしんどくなってきている。
たんたんはあーちゃんの預金を手にするまでは決して諦めることはないだろうから、
いつまでたんたんとの攻防戦が続くんだと考えると正直自分の気力がいつまで持つか不安になる。
そう考えるとまるで気力が萎える気配のない82歳のたんたん、恐るべしだな…!
その気力と(悪)知恵をもっと違う方向に活かせれば良かったのにね。

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Source: アルツハイマー