しゃーしゃーと言う

なーにゃんとたんたんの激闘の中で、なーにゃんは何度も
と、追求した。
たんたんは
「なーにゃんが持っているなんて知らなかったんだよ」
と、とぼけようとしたがそうは問屋が卸さない。
ワフウフたちはあーちゃんのバッグからたんたんが書いたメモを回収している。

その日付、11月17日付。

たんたんがあーちゃんを連れてB銀行へ再発行に行ったのは12月4日。
知らなかったは通用しない。
「知っているからあのメモを書いたんでしょ?」
と言うと、

都合が悪いのでまた耳が遠くなる。

しかし、これを何度か繰り返したのでたんたんはもうさすがに娘たちが通帳や印鑑を持っているのをことを知らなかったとは言えない。
そして流石にあーちゃんよりキツくて扱いにくい娘たちの手前、またすぐ再発行はしにくいのではないか。
…と、なーにゃんは言うが、
チャンスがあればたんたんは娘たちの隙をついて
また再発行をするのではないかと疑い深いワフウフは思っている。
だってたんたん、もう既になりふり構わない状態じゃない!?
現に、S病院にわざわざ診察券を見に来たしね。
なーにゃんがたんたんに診察券を渡さなかったけど、たんたんはチャンスがあれば自分が持ち帰ろうとしていたに違いない。
そして、この頃からたんたんがあーちゃんの認知症の病院の名前を知りたがったり、診察について行くと言い出したり、
気味の悪い動きをするようになった。
しかもS病院のCT検査の結果は糖尿病の病院へ送られると知ったたんたんは、次回の通院に一緒に行くと言う。
あーちゃんは毎週インスリン注射に通っているが診察は5週に一度なので、検査結果は診察の時に言われるはず。
インスリン注射の時は一緒に来ても検査結果は分からない。
そう言っても、
「僕がS病院で検査した時は、結果を次の通院時に聞いたから!」
と言って聞かない。
いや、たんたんが通院しているのは糖尿病の病院とは違うでしょ?システムが違うんだけど。
とにかく、
と、なーにゃんが言うと
と、たんたんがしゃーしゃーと言った。
…ハア?
生活費も渡さないで、何が心配!?
そして多分「優しげ」な言葉が好きなあーちゃんは、こういう言葉に騙されるのだろうなあ。
私だったらかえって腹立つけどなあ。
そして疑い深いワフウフは、
たんたんがあーちゃんの病院へついて行って検査結果や病状を聞きたいのは、
あーちゃんがどのくらい弱っていて、あーちゃんの預金管理を自分がする口実に出来るか知りたいだけだからだと思っている。
あーちゃんと年金のことで揉めた時に、あーちゃんに
って何度も言っておいて、何が心配よ。
ちゃんちゃら可笑しいわ。

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Source: アルツハイマー